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首都直下地震 これだけは覚えておきたい [防災]

先日、「地震対策再点検お勧めのアイテム」で旧式な石油ストーブをお勧めしたが、それは家屋の倒壊がない場合に有効である。しかし、家屋が倒壊したような場合事前に備えていた石油ストーブが壊れてしまったら役に立たない。そこで、家屋が倒壊した場合でも湯を沸かし料理ができるアイテムを紹介する。


それは七輪である。古い家なら物置の隅に眠っているかもしれない。若い人は知らないかもしれない。落語などで時どき登場する「目黒のサンマ」のサンマを焼いている道具である。これは一つあってもいい。現在2000円程度で手に入る。庭先やベランダで肉や魚を焼くのに利用できる。
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基本的には炭をおこして使う。実はこの炭を熾すのは結構難しい。最近の人ならば、バーベキューの炭熾しで着火剤やバーナーを使って炭を熾す人もいるだろう。しかし、災害時には着火剤やバーナーなど手元にないのが普通だ。
そこで、「西岡流七輪着火法」をご紹介。
新聞紙とマッチかライターがあれば簡単に炭を熾すことができる。昔、七輪陶芸で遊んでいたころこの着火法を見つけた。こういったことを知っておくと、着火剤やバーナーが手元になくとも七輪で炭をおこすことができる。炭がなくとも、枯れ枝や木片で火は熾せる。七輪がなければレンガやブロックなどで炉を組めば、湯を沸かしたり簡単な料理はできる。
西岡式七輪着火法は覚えておきたいものだ。

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首都直下地震 災害時給水 [防災]

首都直下地震が起きれば断水が想定される。

東京都の給水車数を調べたが不明だった。しかし、東京都水道局のホームページに災害時給水ステーションに関する頁があったので見てみた。


「お住まいからおおむね半径2Kmの距離内に1か所として、都内215ヵ所(浄水場、給水所、応急給水槽等)に開設します。」とあった。


そして、その災害時給水ステーションでは「お越しの際は、ポリタンクやペットボトルなどを入れる容器をご持参ください。」とある。


つまり、災害時道路が不通になっているかもしれない、自家用車も使えない場合でも、水を入れる容器を持ってくれば水は得られると読んでしまった。20リットルポリタンクに水を入れれば20㎏となる。そんな重いものを概ね2kmも自ら運ばなければ水を得られないという事になる。台車に積んで2㎞運び、高層住宅に住んでいれば、階段を上って自室へ運ぶことになりそうだ。



ちなみに災害時給水ステーション(給水拠点)一覧を事前に覚えておく必要があるに違いない。


首都直下地震があれば通信が途絶え光通信網も不通になる可能性がある。とりあえず、自分の住んでいる地域の給水ステーションがどこにあるかは把握しておきたい。

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首都直下地震 復旧期間のアイテム [防災]

首都直下地震が起きてから急ピッチで救護活動やガレキ撤去作業などが行われる。しかし、公共交通機関は不通となったままになる。移動するにはどうするのか。


東日本大震災の時、内陸部で被災したが、公共交通機関は不通のまま、出勤しなければならなかった。

このため、朝5時に雪の中を2時間ほどかけて歩いた。仕事が終わって帰宅するのも2時間。こんなことが2週間近く続いた。市内ではガソリンは緊急自動車のみが給油でき、一般車両の給油はできない状態であった。しばらくたって一般車にも給油がされるようになったが、朝から並んで一定量給油されると終了となる制限があった。こちらは並ぶ時間など無いから自家用車での移動は諦めていた。

自転車があればと探し回りようやく手に入れた。普段なら1万円から2万円で手に入るのだが、そのようなものはすべて完売。6万円以上の自転車だけが売れ残っていた。仕方なく購入した。通勤時間も大幅に短縮した。


首都直下地震が起きれば多くの人が同じことを経験することになるに違いない。

ガソリンがなかなか供給されないから自動車での移動はできない。

公共交通機関も不通のままの期間がしばらく続く。

そして、大きな被害を受けていない地域であっても物流が動いていなければ必要なものが手に入らない。何軒ものコンビニや商店を回っても目的のものを探すことができないのである。それ故に代替品があれば良しとしなければならない。


食料などもその類で、すぐに口にできる食料は入手できなかったが小麦粉とそば粉を入手できた。そば打ちはできたからひと手間かければ食事ができた。こうなると多芸多趣味で得たつたない技術も役に立つと思った。


首都直下地震で大きな被害があった地域への支援は優先されるが、大きな被害がなかった地域においても生活に支障が出ることがあるから1ヶ月程度の備蓄は必要に違いない。そして、停電の復旧が長期に及べば電気自動車は使えないし、ガソリンの供給が停止される限り自動車は使えない。公共交通機関に依存している場合はそれが復旧するまで動けなくなる。かくして、移動手段として自転車を所有しておく必要がある。また、特に被害が大きくなる地域へ自転車で移動するような人は常にタイヤがパンクすることを念頭に置いておく必要がある。パンク修理は自分でできるようにしておかなければならない。数少ない自転車屋さんも被災している可能性が高いからだ。昔舗装された道路も地震の影響で歪み、舗装が壊れ穴だらけの道になっていることが多い。そんな道路を走れば1日で何度もパンクするリスクを負う。


首都直下地震で備えておくものとして自転車とパンク修理キット(1000円位で売っている)をお勧めする。






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首都直下地震 復旧復興考 [防災]

首都直下地震が起きれば1都三県の交通インフラに甚大な被害が及ぶことは誰しも認識している。

しかし、その復旧にかかる膨大な課題までは誰も考えてはいないのではないかと怪しんでいる。


以前、「首都直下地震が起きてからの復旧に必要なツール」として新幹線線路とディーゼル機関車の利用を提案した。


東日本大震災では石油やガソリン等が枯渇する中、JR貨物をはじめとする鉄道マンの連携により被災地に石油が運ばれた。朝日新聞社の映像「被災地へ石油を運べ JR貨物奮闘」を見てもわかるように電気がない路線をディーゼル機関車が貨車をけん引し、電気の通っているところは電気機関車でけん引し石油を運んでいる。


は直流電車区間と交流電車区間が入り混じっている。日本の鉄道の直流は1500V、750V、600V。交流は単相20000V,単相25000V,三相600V の種類があり、更に交流は西日本で60Hz、東日本で50Hzとなっている。


東北本線黒磯以北は交流で黒磯以南が直流。常磐線は柿岡地磁気観測所から半径35㎞の範囲が交流電化路線と非電化路線となっている。首都圏からこの35㎞範囲に入るつくばエクスプレスは交直両用車両となっている。


また、東北新幹線が東京以南と東海道新幹線が東京以北へ行かないのは交流50Hzと60Hzの周波数の違いによるものだ。


鉄道は線路があっても電気の種類によって電車の構造が異なる。そして線路が復旧しても電力が復旧しなければ電車は走れない。また、電車は路線の電気規格に合った車両しか走れない。つまり、車両に損傷があった場合、代替え車両を用意できるとは限らない。電車の車両を復旧するには相当な時間を要することが想定される。首都圏の足の復旧の遅れは復興の遅れを意味する。


それを解決するにはやはりディーゼル機関車を含む気動車が必要となるに違いない。

CO2削減で製造を中止し、気動車も廃棄しているが首都直下地震等の復旧復興を考慮すれば見直さなければならないに違いない。そしてそれはライフラインの復旧時間をも短縮する力を秘めている。







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