津波が到達する場所は、助かるためには [防災]
東日本大震災で多くの被害をもたらした津波だが、一般的に言えることは海沿いの街である。当たり前といえば当たり前なのだが、特に都市開発が進むとそこが昔、海だったと聞かせられると驚いてしまう。
津波はいくら埋め立てても昔海だったところまでは必ず押し寄せると覚えておいた方がよい。
それ故、都市開発で埋立をした場所は浸水高を別としても必ず浸水する。地震をいくつも経験しようが津波が発生し被害を被るようなことは早々ない。津波の記憶は人々から忘れ去られている。
東京都で埋立をした場所は必ず津波が押し寄せる。津波3mの想定で3mとはどのくらいの高さになるかといえば、1階建て民家の軒部分となる。30㎝の津波でも流速が早ければ大人でも足元をすくわれる。
4,50センチで自動車はタイヤが浮き走行不能となる。水没し始めれば水圧でドアは開かなくなる。エンジン部に水が入れば電源を喪失しパワーウインドも開かなくなる。どんな高級自動車でも構造は同じ。死にたくなかったらさっさと車から離れて、ビルなどの高いところへ避難しなければならない。
津波に遭遇しないことを祈るが、もし、遭遇したらどこへ逃げられるかくらいは普段からチェックしておくべきだ。そして、肝心なのは避難の決断するスピードだ。躊躇した人が真っ先に犠牲者となることを知っておいた方がいい。
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