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首都直下地震は近いのか、個人の対策は何をすべきなのか [防災]

コロナ感染のニュースが多い中、最近福島県や宮城県を震源とするやや大きな地震が3回続いた。

ある地震学者によれば、もともと日本列島は地震多発国だからいつ起きてもおかしくないとしつつ、東北で起きた地震で関東などプレートが複雑になっている地域への影響は十分考えられるとしている。

そして、歴史的にも東北で大きな地震があると関東でも大きな地震が起きていたことが分かっているとしていた。


首都直下地震の震源は茨木県南部や神奈川県あるいは千葉県など、どこで起こっても不思議でない。関東ローム層という不安定な地盤に建造物が存在するのも事実。この不安定な地盤では地震の規模が東北の地震と同じでも揺れは増幅するという。


そして、東京都で地震による大きな被害があったのは関東大震災(M7.9)くらいしかない。(三宅島の噴火による地震を除く)

1978年6月12日宮城県沖地震(M7.4)で、宮城県の軟弱地盤に建てられたビルが崩壊し、建築基準法の耐震基準が強化された。それ故に1978年以前に建てられた建物が崩壊する危険性が高い。


東日本震災では建物崩壊ではなく津波で多くの犠牲者が出た。しかし、あとに残された者たちは地域集落のつながりで、救援までの一週間を行政の支援が来るまで他の人たちと協力して乗り切った。


地震が来たら避難所に逃げればいいと考える前に、自分たちの住んでいる周りを見渡す必要がある。1978年以前に建てられた木造建築があるならば、崩壊するし、そこから火災が発生するリスクは高い。


公園に避難できたとしよう。あなたはそこで1週間耐えられるのだろうか。普段から近所づき会いをしていれば他の人との連携でしのげるだろう。しかし、アパートやマンションで隣人が誰かもわからない状態ならば孤独のなか支援を待つことになる。ライフラインは途絶え、スマホは使用不可。どうしたらよいのか。


個人の対策はその地域の自治会等と接点を持っておくことかもしれない。ゴミ出しの日に集積所の掃除に参加したり、自治会のその他の行事に参加する事をまず始めるべきだ。隣人の顔、地域の顔が分かっていれば、何を優先的にすべきか明確な答えが分かるはずだ。一人でできないことも協力者がいればできる可能性が広がる。少なくとも精神的ダメージを緩和できるはずだ。


東日本大震災の地震規模はM9.1最大震度7だった。免震構造の高層ビルと言えど崩壊しないという保証はない。

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