新型コロナウイルス感染者数が増えない理由 [COVID-19]
引用:Yahoo新型コロナウイルス感染症まとめより
(落書き)
今朝のYahoo新型コロナウイルス感染症のまとめをみてどうして感染者数が増えないのか気がついた。
それは、厚生労働省が当初中国武漢の渡航歴や渡航者との濃厚接触者を感染経路の対象者としたからだ。その後、感染経路が不明の感染者が出始めて、慌てて感染経路条件を外し、受診制限をかけた。
帰国者・接触者電話相談センター(専用窓口)では次の内容が示された。
「帰国者・接触者電話相談センター」について
次の症状があり、新型コロナウイルス感染症を疑われる方は、同相談センターにご相談ください。
※高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合
センターでご相談の結果、新型コロナウイルス感染の疑いのある場合には、専門の「帰国者・接触者外来」をご紹介しています。マスクを着用し、公共交通機関の利用を避けて受診してください。
これは、医療資源を担保するための方策である。つまり、医療機関に不安を持つ軽症者が殺到しないようにしたのだ。これにより、重篤になりそうな患者に医療行為を行うことができるわけである。
軽症者を診療しPCR検査で陽性新型コロナウイルス感染者とすれば、その感染者は10日間入院継続させ、前回の検体採取後12時間以後に再度採取を行い、二回連続で陰性が確認されてから退院可とする。陽性であれば、患者「軽快」として48時間入院させ、48時間ごとにPCR検査を実施。陰転化が確認されたら、前回検体採取後12時間以後に再度採取を行い、2回連続で陰性が確認されたら退院可とする。
つまり、症状なし者や軽症者が医療機関を受診しPCR検査を受ければ、国費で感染症病棟に入院し、10日以上入院することになる。そして、症状なし者や軽症者がPCR検査で陽性が続く限り退院できないのだ。
高齢者や基礎疾患を抱えている人は条件が緩和されている。
基礎疾患(高血圧、心疾患、糖尿病、脳血管疾患など)を抱える人は全国で2,284万人いる。これらの人が新型コロナウイルスに感染したときに感染病棟が開いていないのでは話にならない。そこで医療資源を守るために厚生労働省が新型コロナウイルスに関して医療機関の受診に制限を付けたのだ。
厚生労働省の受診制限は極めて妥当だと考える。
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