SSブログ

首都直下地震はいつ起こる [防災]

南海トラフ巨大地震は30年以内80%の確率で起こるという話は聞いているが、地震学者や専門家の話を総合すれば、南海トラフ巨大地震の前に首都直下地震が起きるというのが確からしい。


首都直下地震と言っても東京都直下を震源域とする地震ではなく、関東地方のどこかが震源域となる地震を含むから厄介だ。


最近は東京都直下や数十キロ離れた千葉県西北部などでも地震を観測している。

11月30日には17時58分ごろ東京都江戸川区あたりを震源とする深さ70kmM3.4という震度1の地震があった。

地震に敏感な人ならば一瞬「ヤバイかも」と思ったに違いない。

しかし、震度1程度の揺れは注意していないと分からない。


地震はいつでも日本のどこかで起きている。大したことはないと思うのは勝手だが、これまで東京都内を震源とする地震は滅多になかった。それが、最近何度となく起きている。その震源地が東京都内だから心配にもなる。


むしろ、自ら心配するくらいでなければいけないはずだ。

やがて首都直下地震はやってくる。その不安を解決するには一人一人が自分が抱いている不安を消去法により解決していくしかない。それが普段の努力なのだろう。「1%の努力」を信条に生きている人もいるようだが、それはこれまで生きてこれたという内容に過ぎず、これからも生きられることを保障するものではない。


自ら首都直下地震に対する対策をした人のみ発災後の生存確率が高くなるに違いない。そして発災後における不便で不自由な生活に順応できるに違いない。


首都直下地震はいつ起こるかを誰もが知りたい。しかし、知ることができたとしてもその期日までに準備が整っていなければ不安が増幅し、絶望し、焦燥し、発狂するかもしれない。


衣食住、普段の身の回りの総点検が必要なはずだ。個々人が置かれている環境はそれぞれ違う。報道で流れる地震対策は万人向けでしかない。それも地震発生時の一瞬の対策である。実は地震が収まってからの対策も重要だ。


例えば、10階以上のマンションに住んでいれば断水と停電でエレベーターが使用不可トイレも使用不可となる。災害復旧で給水車が来たとしても10kgゃ20㎏のポリタンクを10階以上まで運ばなければならなくなる。また、携帯トイレを用意していなければ、汚物処理ができず、悪臭と同居することになる。トイレの消臭剤など水洗トイレ前提のもので使い物にはならない。結局、避難所に設置された簡易トイレの利用となるが長蛇の列で途中で漏らしてしまう人も出て来る。そんな経験を何回か繰り返せば空き地に穴を掘って板を渡して昔のトッピンシャントイレがいたるところにできるだろう。


昭和50年ごろまでは汲み取り式トイレが存在していた。水洗式トイレはそれを前後して普及し始めたように記憶する。子供らは和式のトイレを使ったことがなかったので、イベントで設置された簡易トイレを使用するのに苦労した。40歳前の人たちの多くはカルチャーショックを受けるに違いない。和式トイレに慣れる訓練も必要になる。


この様な事例は考えたらきりがないほど出て来る。しかし、常々思考していれば、A案、B案、C案と対応する引き出しの数は増える。首都直下地震後の環境に適応して生き抜くためには必要なことである。


首都直下地震はいつ起こってもおかしくないと専門家は警鐘を鳴らし、明日起こってもおかしくないという言葉に置き換え我々は理解する。しかし、ほとんどの人は何もしない。


首都直下地震はいつ起きるかわからないが、その準備は毎月11日を目途に行うのがよいだろう。

目標を定めることで安心を少しずつ増やすことができるに違いない。安心の引き出しを数多く持っている人が生き延びることになる。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

nice! 0

コメント 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。