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首都直下地震で想定されること [防災]

地震に備えとして一般的に、一週間分の食料品や水の備蓄、簡易トイレなどを用意しておけばよいと説明する人がいるが、それは首都直下地震以外の話で自宅が倒壊していない場合ではないかと思う。


首都直下地震の想定では倒壊家屋、火災がある。そしてライフラインが当然止まる。避難先へ通じる道路はがれきの山となっている。普段10分くらいで行けるところが、20分30分とかかるかもしれない。避難所へ向かうには3日分の食料と水位しか持てないはず。1週間分も所持することは困難。それよりも簡易トイレの方が重要かもしれない。


一次避難は公園、二次避難は地域の小学校などの指定避難所になる。

しかし、火災の発生で火災を避けてきた地域の人達や帰宅難民も避難所へ集まる。そこに行けば食料などがあると考える人が多いから。もちろん備蓄はあるが、余分なものはなく。すぐに底をつく。


そして、トイレはあるが長蛇の列。防災用のトイレであればいずれ使用できる順番が回ってくるが、通常の水洗トイレでは断水していることが想定され使用できない可能性も出てくる。そこで簡易トイレを持参すれば大きな不安は解消できる。


自衛隊は主要な道路の放置自動車やガレキを撤去を優先して行い緊急自動車等(救急車はもちろん自衛隊の増援部隊や救援物資輸送のため)の通行を確保する。行政も情報収集等を行い非常食などを各避難所へ届ける作業等始める。しかし、そういった体制が整うまでに3日間くらいは係るはず。行政の職員も被災していて一部の職員は死傷者となっていることが予想される。


マンションでは停電のため揚水ポンプが作動せず断水。このためトイレも使用できない。1週間もすれば給水車が来て給水できるかもしれない。ポリタンク(18Kg)に水を入れて自分の住んでいる階までエレベータが使えないので階段を使って運ぶことになる。


自助、共助、公助の順に時間がかかる。避難所ではたくさんの人が集まる。中には日曜大工ができる人や料理のできる人がいるはず。備蓄品がなくなっても工夫すれば食事を賄うことができるかもしれない。それには道具が必要。避難所に、大鍋や釜を用意しておき、地域住民であれば、米、もしくは味噌などを持ち寄ることなどをあらかじめ決めておき、野外炉を設置すれば、炊き出しくらいはできることになる。


国や行政、地方自治体の公助が遅くなる分、大災害時には地域住民の共助の早い立ち上げが必要であり普段からの準備と訓練が必要に違いない。



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