東京のど真ん中で地震 [防災]
5月14日18時38分ごろ東京23区を震源とするM3.9 の地震があった。
震源の深さは70kmと推定している。
この地震の震央の震度が1なのに対し江戸川区や練馬区で震度2震央から離れた神奈川県の湯河原町でも震度2を記録したことは興味深い。
また、震度1の揺れが広範囲に渡っているという事に着目すれば、地震の揺れを同じように伝える地質だという事になるのかもしれない。つまり、震度1の揺れを感じた場所を震央として今後大きな地震が発生すれば、同じ震度の揺れになるかもしれない。
首都直下地震はいくつかの想定がされているがそのうちの一つの南関東で発生するとされる地震が神奈川県であった時、東京都23区でも同じ揺れがある可能性はある。
小さな地震が多い気がする [防災]
今日も福島県沖で地震があった。大したことはないのだが気になり気象庁のHPの地震情報をクリックした。首都直下地震の発生想定区域で震度1程度の揺れが頻発しているように感じるのは私だけだろうか。もちろん、北海道から九州まで小さな地震が多い。その中の三つ四つでしかない。海沿いや川沿いに住んでいなければ津波被害は免れる。しかし、内陸で注意すべきは火山である。鹿児島県の桜島が大噴火を起こせばその火山灰が関東地方や東北地方にも流されてくる可能性がある。箱根山が、富士山がと騒ぐ人もいるが、日本中火山だらけなのである。
地震で建物が壊れるリスクは半々だとしても、火山の噴火で溶岩流が流れてくれば山に住んでいるひとの家は消滅する可能性が高い。溶岩流を免れても噴石、火山弾が飛んできて家が壊れるリスクは高い。しかし、一般的に心配しなければいけないのは降灰だろう。降灰にはガラスの粒子が含まれているというから、それを吸い込めば、コロナ同様肺に障害が起きる。こちらの防御は不織布マスクよりN95マスクをお勧めする。
田畑に降灰すれば作物は全滅だ。
高速道路は火山の側を通っているところが多いから、火山が噴火すれば所々で不通になる。物流は長期間止まる。
自動車で移動することが多い人は自動車にも非常用の備蓄品を少しでいいから入れておいたほうが良いかもしれない。
災害はいつ起きるかわからないから、非常用の備蓄品を家だけに保管せず、カバンや自家用車など身近なところに分散保管するのが大事なことではないかと怪しんでいる。
地震を知るための実験 [防災]
私たち日本人が経験している地震。大きな地震がきて被害が出れば注目されるが、被害が出なければすぐに忘れてしまうのも事実。地震の専門家たちは地震被害を抑えるために地震予知ができないかと挑戦したが、東日本大震災の予知ができなく撤退した。それでも地震被害を抑えるために国からの支援なしに研究を続けている専門家たちは存在する。そして、それは首都直下地震や南海トラフ地震に向けた取り組みだ。専門的な研究は専門家に任せたい。
ところで、一般の国民の地震についての知識は専門家の発信した情報によるところが多いが、意外と基礎的なことが分かっていない。プレートとプレートの移動における跳ね上がりとか言うやや専門的な概念を理解している程度に過ぎない。
そこで簡単な実験をして地震の理解を深めよう。
一膳の割りばしをまず割る。割りばしは2本になる。このうちの1本の両端を両手で握り、体の内側へ腕を絞り込むように力を加えると折れる。俗に「ポキッ」と折れたと誰もが疑いもしない。その認識は結果だけを見ているのではないのかと怪しんでいる。
残りのもう一本を使って再び同じ実験をする。今度は最新の注意を払って両手で握った箸の両端に少しずつ力を加えていく。するとかすかではあるが「ミシッ」あるいは「ピシッ」という音が聞こえるはずである。これは箸の素が木であれば植物繊維の一部が破壊された音である。これらの破壊が繰り返されて、ある一定の破壊が進んだところで箸が「ポキッ」と完全に折れる。
総じて物体の破壊が進行し、一定程度のダメージを受けていれば、弱い力でも物体は破壊される。これはプレートという大きなものでも同じで、力が反対方向から加えられていれば当然小さな破壊、小さな地震が起きることを意味する。
最近、北海道から東北、千葉県房総半島東側、茨木県、東京都内、長野県、和歌山県、四国、大阪、九州と小さな地震が頻発している。これは有感地震である。無感地震は毎日起きているなかで有感地震はある一定程度の破壊が起きていることだと認識できれば、震度が小さい地震でも頻度が多くなれば大きな地震が近い将来起きるかもしれないと予測し備えることは無意味なことではないと考える。
「ドカーン、グラグラ」という大地震の前には「ミシッ」あるいは「ピシッ」という小さな地震が頻発する。
アリューシャン列島の地震 [防災]
アリューシャン列島を震源とする地震情報というのがtenki.jpに掲載されている。
日本の領土、北方四島は千島列島としてカムチャッカ半島に繋がっている。そしてアリューシャン列島はカムチャッカ半島から北米大陸まで繋がっている。環太平洋火山帯の北部と認識すれば巨大地震の震源域で注意が必要であることに変わりはない。
アリューシャン列島では東日本大震災以降M7からM8の大地震が発生している。
ごく最近では2020年7月22日M7.8 、2020年10月20日M7.5。日本に直接の被害が及ばなかったから人々の記憶にはないのかもしれない。
日本の近隣でも大きな地震は起きている。日本で揺れを感じなくとも、津波が日本へ襲来する危険があることを想定しておかなければならない。日本政府や地方自治体はそんな津波まで想定していない。しかし想定外の出来事で多くの人が命を落とすのも事実だ。自然災害との戦いは柔軟な思考が求められる。それが防災ということに違いない。
お風呂の水は大丈夫? [防災]
地震に備えて、お風呂に入ったあと浴槽のお湯を抜かないでおくと、断水になったときお風呂の残り湯でトイレでの排泄物が流せるという人があり多くの人は、浴槽に湯水を汲み置き状態にしているかもしれない。
それは、正しい事なのだが、一つだけ注意することがある。
風呂の水抜栓が経年劣化していないことを確認しておくことが大切である。
ゴムでできた水抜栓の経年劣化は意外と気が付かない。
水が漏れていないから大丈夫と考えていてはいざというときに役立たないことになる。
昔、震度3くらいの地震があり浴槽に溜めておいたはずの水がなくなっているという事を何回か経験した。
原因は10年以上水漏れがなかったのでゴムの水抜栓を交換していなかったことだった。
湯水を抜くときゴムの水抜栓が スッと抜ける。つまり、ゴムの周囲が少し減っていたのだ。
地震の揺れで浴槽の水も揺れる。その揺れでゴム栓が簡単に緩み湯水が漏れていたのだった。
新しいゴム栓に交換したら、湯水を抜くのに今までよりちょっと力が必要になったが、その後の地震で浴槽の湯水が漏れることはなくなった。
浴槽のゴム栓はホームセンターで簡単に入手できるものだ。
地震対策で浴槽の水を使いたいと考えるなら、浴槽のゴム栓の交換をお勧めする。
ライフラインは重要というけれど [防災]
地震対策でライフラインの確保が叫ばれる。水道、電気、ガスが途絶えると人々は生活が困難になるからだ。
しかし、この水道、電気、ガスは人の手によって管理されているから安全に使える。
地震や他の災害で人の管理ができなくなれば危険な代物となることも事実である。
耐震化されていない水道管は破裂し、勢いよく水を放出するし、ガス管も同じでガスを噴出する。電力などは電気器具が壊れショートして火花を散らすことがある。
素人が簡単に管理できるものではない。
少なくとも、大地震が起こったら、ガスの元栓を止め、電気のブレーカーを落とし、止水栓を止めることは必要な行動かもしれない。
ライフラインが凶器に代わるかもしれないからだ。
地震で津波浸水区域ではないからと安心してはいけない [防災]
「地震といえば津波」と反応するのは常識なのだろう。もちろん正しい。
そして津波浸水想定区域の人々は「津波てんでこ」の考えに基づき「自分の命」をまず守る行動が必要ではないのかと学んだはずだ。
ところが、それは津波浸水想定区域の人々であって、想定区域外の人は安心しきっている。
津波は来ないと決め込んでいる。
地震で心配されるのはダムの決壊や堤防の決壊もあるはずなのに、誰も想定しないのはどうしてだろう。
これまでの地震でダムや堤防が決壊していなかったからでしかない。
低気圧や台風で大雨となり、降水量が数ヶ月分となった地域のダムでは、緊急放水などしたことがある。
もし、その状況で大地震が起きてダムが決壊したらどうなるのか。堤防が決壊したらどうなるのか。
「寝耳に水」どころでは済まない。家ごと濁流に流される可能性は高い。
基本的原理や法則的なものとして「物は製作完了してから劣化が始まる」のだ。それ故に、その劣化による危険性を定期的に点検し、不備あらば補修するのが維持管理の鉄則だ。しかし、行政は予算主義で「費用対効果」という魔法の言葉で手抜きをしてきた。
鉄筋コンクリートの耐用年数は50年程度は確実などというのは建物の話で、ダムや河川堤防護岸など50年など持つはずがない。更に定期点検や補修など後手後手に行われているのが実態だから危険性は相当高い。
ダムの近隣で大きな内陸型地震が起きればダムが崩壊する可能性がある。「津波浸水想定区域」ではないからと言って安心していないだろうか。
東日本大震災で福島原発が事故を起こしたが、その原因は「費用対効果」で自然災害を甘く評価したことによる人災でしかない。「想定外」という言葉は「仮定の質問には答えられない」という言葉と同義であり、それを連呼する、政官財、政官学のキーパーソンが多くいる以上、これからも天災に名を借りた人災が多発するに違いない。
「天災は忘れた頃にやってくる」という格言があるが、「天災はいつも自分の身近にある」のではないかと怪しんでいる。
スーパームーンで大地震に警戒 [防災]
スーパームーンとなる5月26日夜。
地震の活動期に入っている日本列島ではスーパームーンによる引力変化が引き金となって地震が起きる可能性がある。
また、低気圧がウロチョロしている北海道・東北地方の気圧の変化にも注意をしたい。
大地震はいつやってくるかは分からない。しかし、引力や気圧の変化で地震が起きたとする研究結果がある。そこに着目し、ちょっとした注意をすることが防災対策に繋がる。
空いているペットボトルに水を汲み置きしただけで、生死が分かれるかもしれない。
スーパームーンで大地震は起きなかったが [防災]
スーパームーンで大地震が起きなくて本当に良かった。
地震予知はできないが、地震の活動期に入っている日本列島の心配の種は尽きない。
過去に大地震を発生させた地域で最近小さな地震が頻発している。北は北海道から南は九州沖縄までの広い範囲で起こっている。地震大国日本だから当然なのだろうが、年間を通して平均的な回数なら「またか」で済むが、平均的な数値を上回ってくれば、用心するに越したことはない。
桜島や富士山等の火山が大噴火をすれば、地震も起きるし、遠く東北地方まで火山灰が到達し、農作物が全滅するといったことも考えられる。日本の食料需給については災害には脆弱である。
北海道食料備蓄基地構想なるものがあるようだが、極地的災害対応であり、日本列島をすべて補完する内容のものではない。
未知のウイルスとされた新型コロナウイルス感染症対応の政府の動きを見ていれば、大地震や火山の大噴火による対応など全く期待できない。「専門家の意見をお聞きし判断する」としていたのにオリンピック開催ありきで専門家の重要な意見を無視している。
何しろ「仮定の質問にはお答えできない」という方が総理大臣をしているから危機管理能力は限りなくゼロに近い国家であるのは間違いない。
災害列島日本国に住む国民は自らの災害に対する危機管理能力を高め、それに備えた者のみが生き延びることができるに違いない。
大災害が起こってから神に祈っても遅い [防災]
人は窮地に立つとにわかに信心深くなり神に祈るあるいは仏に祈る。
しかし、祈りは殆ど通じない。
大災害などその典型的なものであり、神様も仏さまもそれまで努力してこなかった人をなかなか助けてはくれない。
「普段の努力」という言葉があるが、それは不完全な人間に対する戒めであり、10しなければならないことのうち2つでも3つでも心に留め実行せよという内容だと思われる。人間愚かだからこそ、できることを実行し、蓄積した知恵をいつでも使えるように磨けと先人は教えている。
大災害で生き延びる人は先人の教えを守り日々努力した人に限られるに違いない。