IRIBが10日火曜伝えたところによりますと、フランスのインターネットサイトの調査結果によれば、アメリカの貧困率は24%だということです。
平均収入の50%を貧困の基準とすると、アメリカは17.1%の貧困率により、先進国でワースト1となっており、その後、ギリシャが15.2%、スペインが15.1%と続いています。
デンマークは貧困率6%で先進国の中で貧困率が最も低い国となっています。
ヨーロッパ諸国の中ではギリシャがワースト1となっています。
この調査によりますと、社会的不平等や不公正は今も世界を圧迫しており、世界のおよそ10億人が貧困ラインの1日1ドル25セント以下で暮らしています。
開発途上国、及び新興国の人口のおよそ16.7%が貧困ライン以下で生活しています。<引用 iran Japanese Radio 2015/02/10(火曜) 21:45
<落書き>
貧困に関する記事で米国が貧困率17.1パーセントで先進国第一位だという。
「平均収入の50%を貧困の基準とする」というから大雑把な数値である。
①100万ドル(1$=120円として1億2000万円)稼ぐ者が2人いて10000ドル(120万円)の者が1人、この3人の収入を単純平均すれば2,010,000÷3=67,000ドルとなり、その貧困基準50パーセントは335、000ドル(≒4000万円)となる。
②100万ドル1人、10万ドル1人。10000ドル1人では平均が1,110,000ドル÷3=370,000ドルとなる。その平均収入の50パーセントは185,000ドル(≒2200万円)となる。
③100万ドルが1人で、10000ドルが2人ならば、平均は1,020,000÷3=340,000ドル、その50パーセントは170,000ドル(≒2000万円)となる。
①の貧困率は33パーセントで②③は66パーセントとなる。極端なパターンを使用したが、収入額を1ケタ下げても2ケタ下げても貧困は理解できない。各国で生活をするための物価水準を加味しなければ比較はできないだろう。
「世界のおよそ10億人が貧困ラインの1日1ドル25セント以下で暮らしています。」というのも同じだ。
物価水準が1ドル25セント以下であれば生きることは可能であり、この手の金額での貧困比較は全く無意味だ。
格差が拡大する③のパターンでも物価水準が低ければ生活ができるし、①のパターンでも下位の収入の者が生活できる物価水準であればよい。ところが現実は各階層が大人数で構成され経済が動いているので物価水準が目まぐるしく変化する。
非常識の常識は現行経済学はシオニストのための経済学だと考えている。
一国の市場経済が飽和状態になれば、②から③の状態になる。そこで、収益を上げるために各国の市場へ進出することになる。国内的には③から②へ、②から①へと推移することになる。そして、格差拡大の姿が見えなくなる。再び経済が低迷すれば①から②となりさらに③へ移行し始める。ところが、いったん富を築いたシオニストはその富を守るために他国市場へ入りこみ再び経済活動を展開する。
シオニストの思考は自分が富を独り占めにして生きることなのである。経済競争に勝ち収入を得て上位階層にいることができればよいのである。中位、下位の階層が苦しもうが知ったことではない。楽な生活ができればよいだけなのである。だからこそ、戦争やテロを使って市場を獲得する必要があるのだ…と勝手に思っている。
シオニストは国家ではなく個人なのである。個人が国家を利用しているのだ。
シオニストの経済学で世界経済が動いているうちは戦争やテロがなくならないことだけは確かだ。