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学校が休校になると親が困るという理由 [どうでもいいこと]

昨日「学校が休校になると学習が遅れると騒ぐ親の理由がわからない」とUPしたが、学習が遅れると騒ぐのは表面的なことで、その潜流に「勤めに出られない」という事が分かってきた。勤めに出られなければ収入が減るのが本当の理由だが、医療従事者を隠れ蓑にした議論も出始めた。外出自粛で感染死亡者が2~3%なのに対して医療従事者が子供の面倒を見ることにより、医療に従事できないから感染死亡者は増えるというものだ。


医療の世界で子供がいる医療従事者の構成比率によってその話は成立するが、そのような構成比率にしたのは医療機関における経営方針の結果でしかない。ベテランで高給の看護師を辞めさせることによって若くて薄給の看護師を数人雇うというのは当然の流れである。医療従事者に限らず女性の社会進出を推進した国家政策には裏がある。


結局、子を持つ働く女性は子供を誰かに見てもらわなければならない。それが保育所であったり、小学校、中学校だったりしている。同様に高齢者を抱える女性には介護保険というシステムで社会における女性労働者の確保が必要だったわけで、それは安い人件費で社会における労働力を確保するための政策だ。


そう言ったことを考えれば、医療従事者が学校休校により医療従事することができず新型コロナ感染死亡者が増えたとしても仕方のないことなのである。子供のいる医療従事者がひきあいにだされるのは迷惑な話に違いない。


日本社会における労働力不足は少子社会の対策を棚上げにして目先の利潤追求に女性解放の名のもとに利用してきたのが実態である。


少なくとも学校教育は保育所の延長線上にあるものではないことの認識が必要だ。個人の収入に影響することを隠して議論がされるところに解決策など見つかるはずはない。議論の切り口を間違えれば答えは別の弊害を生み出し他者の迷惑に繋がる可能性を秘めている。


モンスタークレーマーやモンスターペアレンツの登場はそういった環境の下で醸成されている。



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