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「油断」・・・オイルショックは再来するのか [国際]

イラン大統領、ニューヨークに向けて出発

  

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イランのローハーニー大統領が、国連総会に出席するため、アメリカ・ニューヨークに向けテヘランを出発しました。

 

ローハーニー大統領は、22日日曜夕方、アメリカ訪問を前に、イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師と会談し、話し合いを行いました。

 

ハーメネイー師は、この会談において、ローハーニー大統領の成功を希望するとしました。

 

ローハーニー大統領は、23日月曜アメリカに出発する前に、今回の訪問の目的について説明し、「この訪問において、文化、平和を求め、他者に危害を加えず、世界の発展を考えるというイラン国民の真の姿を世界に示したい」と述べました。

 

第68回国連総会は、世界193ヶ国の首脳や政府高官が出席し、24日火曜、ニューヨークの国連本部で開幕します。

 

ローハーニー大統領は、アメリカ現地時間24日火曜、国連総会で演説を行います。また、26日木曜朝、国連総会の傍らで開催される軍縮会議でも演説を行い、27日金曜には、非同盟諸国会議の今期議長として、同組織の外相会議で講演する予定です。

 

ローハーニー大統領の今回の訪問スケジュールには、様々な演説に加え、フランス、オーストリアの大統領および、複数のヨーロッパ諸国などの首相や外務大臣との会談、アメリカの各メディアとのインタビューなどが含まれています。<引用 iran Japanese Radio


 

「ハーメネイー師は、この会談において、ローハーニー大統領の成功を希望するとしました。」とあるが、ローハーニー大統領はハーメネイ師より直々にいろいろなことを命じられたに違いない。報道では、イランが「文化、平和を求め、他者に危害を加えず、世界の発展を考え」ているという事を「世界に示す」と言っているのだが、それは世界に向けた単なる世辞でしかない。

 実際にはシオニストイスラエルと米国に対して一歩も譲らない覚悟を表明したに違いない。西欧に抑圧された中東の解放の時期とハーメネイー師は見ているのだろう。そのことをハーメネイー師がローハーニー大統領に話しているこのは当然だ。

 シリアの化学兵器使用疑惑で米国が軍事介入をしようとしたときに、イランの報道は石油輸出に関連する報道を多く流した。それは、世界における主たる産油国が中東であり、世界のエネルギーを賄っている強いアピールであった。

 1973年の第四次中東戦争が勃発し、その影響でOPECが原油価格の値上げを行った。これによる世界不況は日本の高度経済成長に実質的な歯止めをかけた。オイルショックの記憶が蘇る。安倍内閣が日本のデフレ経済から脱却し景気を立て直そうとしているとき、米国がシリア問題に足を突っ込もうとして、寝ていた中東イランを再び起こしてしまったように思えてならない。日本がもっとも注意すべきは「油断」である。


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