イラク軍がモナーフェギンのメンバーを排除
イラク軍がイラン反体制テロ組織MKOモナーフェギンのメンバーを、イラク東部の拠点キャンプ・アシュラフから排除しました。
在バグダッド・イラン大使館の関係者はイスナー通信とのインタビューで、「現地時間の11日水曜夜、イラク軍がイラン反体制組織MKOモナーフェギンの残党を同国東部の拠点キャンプ・アシュラフから排除した」と語りました。
イラク側の関係者は、「このキャンプには42名のモナーフェギンのメンバーが残っていたが、彼らは11日夜、この拠点からキャンプ・リバティーへと移送された」と表明しました。
キャンプ・アシュラフは現在、イラク軍が掌握しています。
これ以前にイラク外務省は、キャンプ・アシュラフの完全な引渡しを強調していました。
2011年12月、国連とイラク政府の間で合意が成立された後、モナーフェギンのメンバーおよそ3000人が、イラクからの最終的な退去に向け、キャンプ・アシュラフからバグダッドのキャンプ・リバティーに移送されました。
このテログループは1979年から1981年まで、イランの政府関係者や革命軍、一般の人々に対してテロ行為を行い、これまで1万2千人の犠牲者が出ています。
イラクのサッダーム・フセインは、イラン・イラク戦争や国内の反体制派の弾圧で、モナーフェギンからの支援を得る為に、このテログループに対し、キャンプ・アシュラフでの滞在許可を与えていました。<iran Japanese Radio
「反体制テロ組織MKOモナーフェギンのメンバー」という言葉をどう解釈するかでイメージが異なる。
例えば、「暴力団〇〇組の組員」というなら、悪い奴だという内容で読めるし、「労働組合のメンバー」とか「日教組のメンバー」では単なる労働者か学校の先生かとイメージになってしまう。
先日も「テロリスト」を「悪い人」ではなく「自分に都合が悪い人」ではないかと書いた。
グループのメンバーが果たしてテロの実行犯なのかどうかは定かでない。いずれ反体制派に所属していたので、追いやられる運命となっただけだろう。
彼らが実際にテロ行為を行わなくても、デモをしただけで、政治犯として収監されるに違いない。今回はキャンプ・アシュラフからキャンプ・リバティーへ移送されたと伝えられている。キャンプ・リバティーは反体制派を収監する場所なのだろうか。
そして、軍事施設の近くに作られたキャンプなのだろうか。
人間を盾にしてはいないか心配である。
シリア体制側を支援するイランの報道は米国に対して人間を盾にしている事を暗に伝えているのではなかろうか。
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