「ウレタンマスクお断り」という話がSNSで拡散され全国の施設でもちらほら張り紙等されているようだ。
素材の違いによるウイルス透過に関する研究から単純にウレタンマスクや布マスクでは効果がないと拡散したようだ。
もともとN95マスクでさえウイルスは透過するという視点でいえばマスクが100%の予防効果があるとは思っていない。ウレタンマスクにしろ、布マスク、不織布製マスクだって効果は似たり寄ったりだ。
着けていれば感染確率が低くなる程度で完全な予防にはならない。
今、日本は医学の専門家がウイルス対策を啓蒙しているが、ウイルスを生物的に考えるだけでなく一つの粒子として物理的に考える必要性があるはずだ。
気圧や温度変化による粒子の動き、帯電した着衣での粒子捕獲など。こんなことを考えれば、奇人変人がそんなに的外れなことを書いているわけでもない。
大人になると中学、高校で習った科学(物理)の簡単なことも忘れるらしい。
基礎的な総論を忘れて各論を論じているからコロナ感染拡大対策ができないに違いない。
総論を無視した各論から導かれる行動がコロナ感染拡大の要因となっている。
コロナ感染対策は総論から物理学的視点で見直せば、感染拡大は阻止できる。
飲食店の時短要請や不要不急の外出要請もあまり効果がないことが分かるはずだ。
「ウレタンマスクお断り」…勝手にやっていればいい。