COVID-19 マスク供給 [COVID-19]
4月3日参議院厚生労働委員会の中で厚労省が回答した内容の一部をご紹介。
医療機関のマスク不足については各都道府県の備蓄を優先的に配布するように依頼しており、なお、不足するとしている都道府県を介し医療機関に対して250万枚配布。さらに直近においても1500万枚の配布をしている内容であった。
各都道府県によって備蓄しているマスクを医療機関に対して供給すれば、備蓄しているマスクの在庫はゼロになる。足りなくなっているところに1500万枚の供給をしたということになるが、それでも医療機関のマスクが足りないという声は後を絶たない。
全国の医療従事者数の概数(平成28年)は医師304,759人看護師1,660,100人計1,964,859人(歯科医師、薬剤師、その他のスタッフは含まれていない)
単純計算で1500万枚÷200万人=7.5枚/人
単純に1日一人1枚とすれば、7.5日分の配布しかない。
感染者を治療している医療機関へ優先的に配布しているとするが、それでは感染爆発が起これば間に合わない。
医療崩壊を防ぐとは予防という意味合いがあり、全ての医療機関を対象としなければならないのではないか。
まず初めに全ての医療機関に対し必要枚数を2か月分配布し、さらに1ヶ月毎追加供給するような体制が必要ではないか。
単純計算で200万人×30日×2月=12000万枚
毎月の追加供給は6000万枚は必要になる。
同じように感染症に関する医療資材である防護服などについても計画的な供給が必要になる。
医療崩壊防止のためにはアベノマスクより早く対応しなければならない。
医療供給政策の政策過程―地域医療計画の形成・決定・実施過程と政策の変容
- 作者: 明彦, 中島
- 出版社/メーカー: 同友館
- 発売日: 2017/01/01
- メディア: 単行本
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